ドイツ技術協会、EUにPFASの適用除外を求める

【ベルリン】ドイツのエンジニアリング業界団体VDMAは、欧州連合当局に対し、約1万種のフッ素系物質およびポリフッ素系物質（PFAS）を禁止する提案を再考するよう求めた。

3月22日、欧州化学庁はデンマーク、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンが作成した提案について6か月間の協議プロセスを開始した。

VDMAは最近出した回答の中で、卸売禁止は「多くの機械エンジニアリング会社の存在を脅かす」と警告した。

業界団体は、「シールなどの不可欠な部品」の多くが影響を受け、「多くの日用品に深刻な影響」をもたらすだろうと述べた。

VDMAは、「事実上すべての機械」と生産される製品が影響を受けるだろうと付け加え、「現在も予見可能な将来も（PFAS）に代わるものは存在しない」と強調した。

VDMAのティロ・ブロートマン事務局長は、「我々は、有害なPFASが環境に侵入した場合にすべて禁止するというEUの計画を支持する」と述べた。

ただし、この基準はEU提案の対象となる一部の物質にのみ適用されると同氏は付け加えた。

同氏はさらに、「EUはこの規制で目標をはるかに超えている」とし、「現在1万物質が禁止された場合、その結果は誰にも予測できない」と指摘した。

ブロッドマン氏は、例えば風力タービンやヒートポンプがなくなることで、エネルギー転換の将来が危険にさらされるだろうと述べた。

したがって、VDMAはEUの担当当局に対し、「危険性の低い」物質を除外する方向で提案を修正するよう要請した。

これらには、懸念の低いポリマーとその製造が含まれる可能性があると付け加えた。

さらにVDMAは、禁止措置は環境汚染のリスクがいかに大きいかをより明確に「区別する必要がある」と要求した。

「機械内部のコンポーネントは環境と直接接触することはありません。ここでのルールは、リスクのない場合は禁止しないということです。」

VDMAはまた、禁止が発効するまでの18か月という移行期間は産業用途には短すぎるとも主張した。

「機能性や安全な使用のために考えられる代替品をテストするにも数年の期間が必要だ」としている。

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